書籍・雑誌

「狂い」のすすめ (ひろ さちや)

台風一過、56noでございます。
Sozgyo
今宵、世界最高齢ラッパー、今年「千の風になる前に」でデビューした坂上弘の歌いあげる尾崎豊のカヴァー、「卒業」を聴きながら…。お帽子が素敵だ。

昨日は見事に台風、日本縦断しましたなぁ。仕事は午前中様子見で自宅待機だったので
その時間中にあっさり読んでしまった一冊。
文学無精の僕がサラリと読めるので、大抵の人にとって読みやすい本かもと思い、ご紹介する始末。

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このご時世、どれがまっとうな道理かわからなくなっている中で、「真面目に生きる」というよりは多少狂っていた方が過ごしやすいのではないか的なノリの本書。

昔、THE BOOM(初期はなんでもあり感があって好きです)の曲であった「考え方次第で〜」みたく、人は気持ち次第で呑気にもなれるし。また気重にもなるという思想的な著でもあります。
但し、著者がブディストなのもあってか終盤、仏教至上主義的な事を解いており、中だるみというか、宗教に関心のない僕にとって眠いところではありましたが、「生きにくい」と思っている人にとっては少々救いになるかな、と思う本でもあります。

要は「気楽に生きろ、どうせ人は死ぬために生きてるんだし」といったところでしょうか。
いくら目標を持ってたって、お金を稼いだって、墓に持って行けるのは自分が身につけた価値の付けられない何かであり、自然にはさからえず、年老いて死ぬのだから楽しく生きようよ、といったものだと思えばいいと思います。

そういったところでは先日アップした「まともバカ」にも通ずるところがあります。
人は、人自身が設定した夢や希望に囚われすぎて、自然を忘れている、という事。世間が思っている「常識」や、「物差し」というものはあくまでも人間が「こうありたい」と思っている理想に過ぎなく、またそれも時と共に変わっていくものなので、「自分の物差し」を持っている事が楽しく生きるコツである、と。人に笑われたっていいじゃない。そういう事を著者は言いたかったんだと思います。人とはいえ、台風もそうですけど所詮自然には逆らえない儚い存在なんだと。

今宵は、べろんべろんに酔って帰ってきたのでもう寝るかと思っていましたが、基本夜型の私、正午過ぎた頃からギンギンに目覚めているので申し訳ないと思いつつ日記を更新した始末。

教訓は、「とりあえず疲れた体にマッコリは危険である」そう、今宵はただそれが言いたかっただけでございます。

ではお休みなさい。
週末は誕生日もあるのではっちゃけようと思います。待ってろよ、渋谷!!

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まともバカ-目は脳の出店(養老 孟司)

季節の変わり目なのと、台風時期は大抵そうなんですけど
どうも気分的にダウナー気味でございます。
Mj
そんな中、YouTubeを観てたらこんなにかっけーものが。

MJのSmooth Criminalと中期YMOのMusicPlansの見事な融合。いやー、センスあるなと思います。
「宿直、宿直」と(笑)
このフレーズ後の空耳を見逃しております。

今日は仕事を休んで養生してました。
こんばんは、56noです。

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これは3年前に出た本ですが、昔売れてた理由で「バカの壁」を読んだんですけど
ピンと来なかったので養老孟司はとっつきにくかったんですけど、この本は読みやすかったです。

脳の構造から人の住む「世界」の解釈、そしてその「世界」に住む人の考え方の今昔を解剖学者の切り口で展開される流れは読んでいてスルスル入ってきました。理系人でありながらも文系の要素を併せ持つ著者独特のリズムは凄い。
彼の社会批判も当然ながらからめているので、それを良しと思うか不快と思うかは個人の解釈によると思います。

現代人は「脳の中でつくられた世界」でのみ生きている状態。あらゆることを脳で判断してしまうが故に「ああすれば、こうなるはず」で計画、行動してしまうが、自然のリズムには逆らえない。
そこで自然を「見てはいけないもの」として徹底的に排除した結果、日本は「都市化」してしまった。「都市」はいずれ滅ぶものなので、もっと自然をみつめて自分のリズムで行動して欲しい…という風に僕は解釈しました。人のものの考え方を客観的に分析しているので、自分の中での「悩む構造」というものが分かった気がして、気が楽になる一冊でもあります。

自然を排除した事による日本人の「所作」についても解釈しています。これも読んでいて面白かった。あくまでも「昔は良かった」的な事を言ってる訳ではないんですけど、やはりそのようにとれる文体が非常に人間らしくて好感が持てます。

解剖学なので「死」についても書かれてますが、「死」も自然のひとつで日常にある筈なのに、現代は「非日常」として扱われています。当たり前だと思っている事(常識といわれる壁ってやつですね)が時代によっていかに変わってくるか、そういった事も分かった気がします。

ぶっちゃけバカの壁よりもずっと分かり易い内容になっていると思うので、興味のある方は読んで見ください。

嗚呼、いよいよ週末に誕生日を迎えるのでその日ばかりははっちゃけようと思います。
一年の中で一番好きな季節の筈なのにね(笑)何か怠いですわ。

台風で明日の仕事なくなればいいのになぁ。

ではまた。

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断る力(勝間和代)

新書なのにこの表紙…というわけでジャケ買い感覚で買いました。
えーと、表紙よりも帯の方が面積が、広い(笑)。そして、何この目力
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インパクト勝ちですね。やられたって感じです。(結構有名な方らしいのですが、僕は知りませんでした)
僕の古い知り合いは知ってると思うけどこのポーズがね。えらいツボなワケです。
学生時代から現在に至るまで「断固断る!」と言ってよくこのポーズを取っていたもんです。

丑三つ時の56noです。

何でこんな時間になってしまったかというと、夜中まで職場で壮行会やら何やら
あったからです。年度末らしいですね。

いやー、これね。数年前の私を見るようで笑ってしまいました。というかその時期に読ませたかった。と思いつつ、今でないと理解できない内容だったかもしれないのでタイミングとしては適当なのかもしれません。個人的にはいい本に出会いました。
詳細は割愛しますけど、要するに「価値のある自分をつくるには受動的に動くのではなく自分の価値基準を持って取捨選択をし、特に誰でもできる事を『断る』事でうまく削り、得意分野を能動的に伸ばし、磨いていく」というものです。と、思います(笑)事物を「拒む」というよりは自分に必要なもの以外を「捨てる」といった方が僕にとっては分かり易い。そんな本でした。

4、5年くらい前に流行ったと思いますが『もう一度「捨てる」技術』がバカ売れしたように、無駄なものを省き、シンプルに生きるというところではえらい共通していないか?と思ったのです。えーと、この本は読んだことないんですけどね。

というのも当時はモノをコレクションするのが好きで、まぁ兎に角モノを溜め込む生活を
していたわけですね。本人(自分)は至って溜め込んでる感覚はないんですけどとりあえずモノがないと不安になる、依存しているといってもおかしくない状態でした。

当時付き合っていた彼女が僕と逆で部屋に殆どものを置かない、買わないシンプルな人だったので「こんなに何もなくて果たして楽しいのだろうか」と不思議で仕方がなかったのですが、
数年付き合う間で本当に自分にとって必要なものは何かという事が牛歩的ですが分かってくるようになった気がします。
急に気付いた訳ではなく、ふとそうなっていたといった方が適当かもしれません。

それから引っ越しで身辺整理をする機会があり、そして丁度去年の今頃、再びの引っ越しでかなり家財を減らしました。持っておくべきものと手放すべきものの区別が付くようになったのかなと30越えて思った訳ですが、使わないモノってことごとく使いませんから結果ゴミになる事が多いです。常備しておくモノって本当に限られるんだなと思います。確かにそれを管理する体はひとつですからね(笑)

僕は部屋の片づけがきっかけですが、この経験が色々な部分で応用できるようになった気がする今日このごろです。今思えば感謝ですよね。

更に本書では『本来こうありたいという自分』を抑えつけて周囲の人的環境にリズムを合わせる事で成り立ってきた日本人的思考が「断る力」の妨げとなる要素のひとつになっているとのことです。
えー、いわゆる「空気を読む」ってやつですね。波風立てずに円滑に人間関係を良好にもっていくというアレです。
これは「誰からも嫌われたくない」という心理が働いている訳ですが、「万人に好かれる」というのはそもそも無理な事なので、「人に嫌われるリスク」を恐れないようにしないと仕事の生産性は上がらないし、いい仕事ができず、いつまで経っても他人でも代替が利く作業人になってしまいます。

それはそれで一つの生き方なので良い、悪いもありませんが、自分の「価値」を行かしたスペシャリティを目指すには余計な事は相手にせず『断る』という力が必要になってきます。

親や兄弟、恋人、先生、職場の上司…色々アドバイスや評価、指示をくれる存在となる人は周囲にいるわけですが、『本当の自分』を理解できるのはやはり自分しかいません
なので『本当の自分』を理解してもらうには「言葉」が必要であり、それなりのアピールが必要です。

「余計なもの」「必要なもの」という判断は、色々経験しないと自分で判断しようがないのでこれは働き盛りのいわゆるアラサー、アラフォー向けの本だと思いました。自己分析と、周囲の評価を照らし合わせ、『自分軸』を20代まで蓄積してきた経験を通じてつくっていく。そしてその中から得意分野を磨いてより充実した仕事を行う。そういう一冊でした。

僕には、「当たり前のことを当たり前に行う」事の重要性を再認識させられた本なのでこれは同年代の人に読んで貰いたいなぁと思いました。

しかし深夜に日記を書くとくどくなるよね。朝見ると消したくなるだろうけどあえて残します(笑)

あ、夜中と言うよりは朝になってきた。

おはようございます!

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クラッシュ -風景が倒れる、人が砕ける-(佐野眞一)

年度末です。乙でございます。56noです。明日でとうとう上京一周年になりました。何かくれ(笑)いやぁ、早かったですが3年いたくらい濃い一年でしたが新しい二年目突入でございます。
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ええと、相当昔のブログに書きました太田哲也さんのクラッシュではありません。
通じる部分はありますけどもっと社会派な本でした。

福知山線脱線事故、未成年による殺人事件(豊川老女殺人事件佐賀バスジャック事件岡山金属バット事件)、雪印乳業食中毒事件東海村JCO臨海事件阪神淡路大震災ニューヨーク同時多発テロなど実際に現地で取材した経験に基づいて現場、人々の心理等に深くメスを入れた内容となっています。
主観がかなり入ってますが、できるだけ客観的に描写された文体になっており読みやすく、ジャーナリズム魂を感じる一冊でした。いや、まぁ年度末は何かしら事故や事件が起きがちで先日も老人ホームで大惨事が起きたのもあったのでこういった本をチョイスした次第です。
最近明るいニュースが殆どない気がしますが、これも毎年の事といえばそうかもしれません。

では感想。
人災による事故については加害者が巨大組織であればあるほど責任意識が低く、被害者が泣きを見る場合が殆どである印象がありました。
「大きな組織だから安心である」という考えはこんな時代になってしまった以上、もう常識ではなくなってしまいましたが、本書に掲載された事例はいずれも21世紀に差し掛かる時のものであり、外野的には「まさか、ねぇ」といった感想が殆どだと思います。
終身雇用の時代ではなくなった今、自分ができる事は何か?そういった事を考えさせられました。僕にはまだ家庭は持っていませんが、自分の身は自分で守らないといつやられるか分からない、世知辛いですが、生きるという事はそういうものなのかもしれません。
但し、事故は巻き込まれたら防ぎようがありません。もしこういった事が起きたらどうなるかと常に危機感を持っておかないといけないのでしょうか。
少年犯罪については人と人とのふれあいが希薄になっていると言われているライフスタイルの変化が原因ではないかという事ですが、これらの事件からちょっとさかのぼっただけで神戸の酒鬼薔薇事件等事例は沢山あるので子供だろうが大人だろうが人の心理ばかりはやはり時代を問わずどうにもならない感じがします。
いい年した大人が殺戮を繰り広げる事件が結構近場でも発生していますが、人口の多さからするとまぁ当然かもしれません。

とりわけ天災、阪神淡路大震災がメインでしたが天災に限っては防ぎようがないのでもし危機的状況に陥ったらという事を頭に置いておく必要があるのかなーと思いました。僕は絶対にパニクって何もできなくなると思うので。

もし今乗ってる電車が横転したら、もし今飛行機が突っ込んできたら…考えたらキリがありませんけど、「便利」の代償ってこういったところに顕れるのかもしれません。
なので何気なく使っている文化を大切にしなければならないなとも思いました。

そもそも「フツー」という基準は、その言葉を発する人それぞれ解釈が異なるので実質「フツー」なんてものは存在しない巨大な虚無であると僕は思います。
「みんな」とか「世間では」とかといういった常套句に過ぎないのではないでしょうか。
便利だけどそういう雰囲気が組織をダメにするのではないでしょうか。
あと「KY」に通じる「空気」というのもそう。うまく読める人というのは波風立てずにその場をしのげる人だと思っていますが、ひとりの人として活動する以上はあまりそういう雰囲気に飲まれる必要ないんじゃないでしょうか。えーと、まぁ僕は読めない方(笑)なのでそういう発想になってしまうのかもしれませんが。

ちょっと脱線しましたが僕らが今「フツー」に過ごしている背景で歴史的に紐解くと大変な犠牲が伴っている事も忘れてはいけないと感じました。考え方によっては今まで運良く過ごせているだけなのかもしれませんし。

毎日毎日、適当にやっているつもりはないんですけど一日を大切に過ごしていきましょう、そんな事を言っている本だと僕は解釈しました。

そうそう、先日福知山線脱線事故で負傷した大学生が4月から看護師になるというニュースがありました。
事故で負傷した自分に寄り添い、励ましてくれた看護師たちとの出会いが、自らも看護師になる決意を強くした。という事です。

いい話ですね。あ、今日はまともなブログになってますね。

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水は答えを知っている(江本 勝)

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前々から気になっていた本なので、今更ながら読んでみた。
「水」と関わる仕事をしている私としては一度は読んでおきたいところを結局今まで読まずにいました。

以下、感想。

水の結晶が素直に綺麗。幾度となく行ったあらゆる実験により水は地球上で絶対的な存在であり、物質的な条件のみならず目に見えない音、光、あるいは動物から発せられる波動などをありのまま記憶して「空気」を創る・・・
かいつまんで言うと水とはそういう存在のようです。

一般的な水の役割から精神論まで一気に突っ走る内容なので「おいおい」と思うところがありますが、考え方としてはありだと思うし、そのように考えることで毎日が楽しくなったり、仕事やプライベートがうまくいけばこんなにいい事はないなぁと。

結晶を写真として記録し、綺麗な音楽を聴かせたときあるいはノイジーな音楽を聴かせた時の違いや、感謝の言葉「ありがとう」と言い聞かせ続けた(または書いた紙を貼る)一方「ばかやろう」と罵る言葉を言い聞かせ続けた(または紙を貼る)実験において出来た結晶の形の違い等々
本当にそうだったら面白いだろうなぁと、楽しんで読むのならいいけれど、真に受けると少々胡散臭さを感じるのでそこはまぁ、個人のとらえ方次第で面白い、面白くないといったところでしょう。
ヘビメタを聴かせたところであんなにメチャメチャな形になるとは私は思いませんけど(笑)

「水」を科学する本というよりはセラピー本ですね。
毎日の生活に疲れちゃった的な人が読むと元気になる本です。

文体が優しく、また文字も少ないので早い人だと小一時間くらいで読めると思います。
ステレオタイプな書き方をしているので読者を強引にオチに持って行く感じはしますが
だまされたと思って読むとちょっと為になるかもしれません。

何だか誉めてるんだかけなしてるんだか(笑)
良きにせよ悪きにせよ話題になったので気になる方は是非ご一読を。

どうやら第二弾もあるみたいですけど私はこの一冊で充分でした。
ではでは、おやすみなさい。

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