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理系バカと文系バカ(竹内 薫・嵯峨野 功一)

限られた時間にどれだけ予定を詰め込むかに挑戦(無謀)!
こんばんは、56noです。

先週の出張時にヒマだったので空港で購入。
Rikeibunkei
さいたま在住時代によく車で聴いていたJ-WAVEの番組で「JAM The World」というのがあるんですけど結構好きで、中でも金曜日のナビゲータ、サイエンスライター竹内薫さんの著書でもあります。気になっていたので一気読みしてしまいました。同時に数冊の本を読み分けてますがこれは薄くて文体が柔らかいので読みやすかったです。

いやー、電車通勤になってから本を読む機会がまっこと増えました。良いことです。

お約束として「理系」、「文系」についてのステレオタイプの説明があるだけかと思いきや、そこからぐっと掘り下げて明治時代にそういった文化が上陸して今まで殆ど変わっていない体制の日本の現状や、今後の教育のあり方まで色々な方面にメスを入れた一冊。
要約すると「食わず嫌いはやめて色々な事に興味をもちましょう」の一言に尽きるんですけど、文体や、切り口なんてまぁなんと理系だこと!!と思ってしまいます。
もちろん僕は「文系」としていままで生きてきたのでそういった意味でも新鮮でした。

そもそも理系・文系とは授業を履修する学生の経済状況に当てはめて分けられたという説が面白くて、

・実験やらで実験器具等で経費がかかる(お金がかかる)学問=理系
・本を読むだけで学べる(お金があまりかからない)学問=文系

なのだそうです(笑)昔は経済力により境目があったようです。

もちろん欧米ではいち早く「理系・文系」という考え方はあったんですが、日本人というのはかくも分類が好きな国民だというのは血液型、占いと同じで、結構本人の思いこみや「物理」の面白さが分からないまま拒絶してしまう教え方の問題などが原因でそうなってしまうそうです。

僕は思いこみが激しい性分だったので(今でも…)それこそ算数の時代から数字が苦手で居残りをよくさせられてました。今思い起こせば「劣等生」というレッテルを自分で貼ってたところがあったので食わず嫌いというか本当に興味のある事以外は完全にシャットアウトしてましたね。

数字=ああダメ!覚えられんない。

という思いが大人になってもあるのでなかなか数字がらみの事に関しては頭になかなか入ってきません。ちゃんと勉強すればそれなりに成績は上がってたので(上がるしかないくらい酷かったんだが)当時ちゃんとやれば今と違う人生を歩んでいたかも知れないなぁと思いつつ読んでました。

「だって、自分○型やし」「田舎もんやし」「俺Mac派やし」と同じ感覚で「文系やしー」と自分で自分にレッテルを貼ってた故に視野が狭くなってしまった感は否めない。

文系だから微分積分を知らなくて良いのか?○型だから几帳面でないといけないのか?

そんな事は全くない。という事をこの本では説いています。

うまくまとめられませんが、立ち読みでも良いのでちょっと手にとって読むとぐいぐい引き込まれます。

あともう一つ。理詰めの著者ならではの面白いエピソードがあります。
「数学=小説(フィクション)」、「物理学=ノンフィクション」と例えています。
数学は論理的な整合性が保たれてたら何しても良いところがあり、逆に「これだ」という正解が出ない場合は諦めてしまう学問で、対して物理学は自然の原理原則に基づいたもので「これは解けないんじゃないか」といわれる突拍子のない極端な課題に対しても果敢に挑戦する(解けないものを解こうとする)学問なのだそうです。
僕は区別がいまいちついてませんが、そういった切り口で説明してあるので不思議と分かったつもりで読むことが出来ました。

クリエイティブな発想は文系というステレオタイプがありますが、不可能を可能にしてきた新素材や新商品、実は理系が生み出したものが多いというのにも興味があります。

文系、理系と相対する区分けではありますが、文理両道を心がけて生活すると、視野が広がりますよーと、そういったささやかな内容ではありますが、理系出身の人材をもっと増やさないと日本の未来は暗いといったシリアスな問題定義もしています。

経済の本(あれ?コレ文系なんだけど)や、3年前に流行った「さおだけ屋はなぜ潰れないか」ですら読破できていない私は重傷の文系だったのでこれをきっかけに少しづつ脱却できればいいなと思いました。あ、そういえば「インド式計算法」も瞬殺で本棚にささったままでございます。

平たく言うと勉強が嫌いだから絵を描くことに逃げている自分がここにいるんですね。

しかし絵も理系的センスが入るのと入らないのとは全然違う仕上がりになるんです。と、知識で持っていながらそれを活かせない自分の憎いところでございます。

「文系」と「理系」の考え方を身につければ世の中で氾濫している情報の分別が付きやすくなるみたいです。騙されにくくなるまたはデータを鵜呑みにせず自分でまずは考え分析する感覚、いいことづくめみたいなのでこのようなハイブリッドなセンスを今後とも身につけたいものです。

ガリレオ等で結構話題の理系男子。なれたらモテますか?
動機が不純ですいません。おやすみなさい。

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